学校長あいさつ






本校の特色・目標の紹介と挨拶



鶴岡南高等学校
校長 田中芳昭


鶴岡南高等学校は、山形県の西部、日本海に面する庄内地方の中心都市鶴岡市にあります。江戸時代には酒井藩14万石の城下町として栄え、藤沢周平の歴史小説の舞台となっている海坂藩のモデルになった町として知られています。

 本校は明治21年に創立され今年で124年の歴史と伝統を誇り、全日制、定時制(昭59年3月で廃止)、通信制をあわせると3万名を超す卒業生を送り出し、「自主・叡智・剛健」の校是のもと、地域の期待に応える進学校として、文化勲章を受賞された丸谷才一・藤沢周平・佐藤賢一(芥川賞・直木賞作家)等の有為な人材を輩出してきました。昭和43年に理数科が設置され、先進的で特色ある理数教育が行われ、自然科学・科学技術分野においても、東山哲也(名古屋大学大学院教授)をはじめ数多くの卒業生が活躍しています。

 現在は全日制と通信制の課程を併置しており、全日制は普通科と理数科 からなり、男女共学で生徒数は約600名(1学年5学級)、通信制にも約600名が在籍しています。

 全日制に学ぶ生徒のほとんどが大学進学希望です。今春卒業の生徒は、延べで国公立大学に卒業生の約6割に当たる119名、私立大学には217名が合格し、国公私立合わせて卒業生の83%に当たる165名が現役で大学に進学しております。短大等を含めた進学者は169名で現役進学率は約85%です。

 大学別では、例年、東京大、京都大、一橋大、東北大、北海道大、筑波大、千葉大、金沢大など全国の多くの難関大学や、近隣の新潟大、山形大などに、また、私立大では、早稲田大、慶應大、明治大、中央大など、おもに関東・東北圏の大学に合格・進学しております。
 就職では、今春は、公務員希望者1名が県職員に合格しました。

 文武両道を校訓としており、全校生徒の92.3%(運動部63.9%、文化部28.4%)が、日々、部活動に励んでいます。
 運動部では、弓道部が全国高校総体・全国高校選抜大会に県代表として出場しました。東北大会には、アーチェリー部、弓道部、水泳部が出場しています。

 文化部では、科学部が全国総合文化祭で文化連盟賞を受賞するなどの実績を上げています。全国総合文化祭には美術部も出場しました。音楽部が声楽アンサンブルコンテストで全国大会出場、吹奏楽研究会が東北大会に出場するなど、伝統の力を見せています。

 校外での活動ですが、相撲で山口国体と北東北インターハイに出場しました。また、囲碁では東北大会・全国高校囲碁選手権に出場しました。


 本校が連綿として受け継いでいる校是は『自主』『叡智』『剛健』の精神です。この精神文化を伝統とし、
  @ 謙虚な心と強じんな意志をもって学業に勉め、すぐれた知性を身につけた人間の育成
  A 豊かな情操と強健な身体を養い、たくましい生活態度を身につけた人間の育成
  B 自主的・自律的に行動できる、清潔にして誠実な人間の育成
を教育目標としております。


 また、本校は、今年度から文部科学省のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定されました。
SSHには、全国約5,500もある高校の中から、日比谷高校や筑波大学付属駒場高校など178校が選ばれ、

●観察・実験等を通じた体験的・問題解決的な学習
●課題研究の推進
●国際性を育てるために必要な語学力の強化
●創造性、独創性を高める指導方法の研究
●国際的な科学技術コンテストへの積極的な参加等を、主なねらいとしています。

本校では、理数科・理系・文系を問わず、全ての生徒が科学リテラシーを正しく身につけ、自ら課題を見つけ解決する探究的な学習を通して、科学技術の発展を担う高い志を持った『人財』の育成を目指しています。


 通信制では、多様な学習歴の生徒一人一人の実態に応じた個別指導に力点を置いて丁寧な指導に努めると同時に、キャリア教育を拡充するなど、卒業時の進路希望を把握し、それぞれに必要な対応をすすめております。

 皆様の一層のご指導ご鞭撻をお願い申し上げ挨拶といたします。

平成24年4月 校長 田中芳昭